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我が家の(たぶん最近では)一番長い1日

いや、本当に長かった。

10/04

そもそも発端は、先週自宅に戻ってきたムスメが、やたらミルクを吐くところからだった。飲んだ分だけ吐くんじゃないのという勢い。

幸いな事に、今回相方が出産した産婦人科(個人経営)では、退院1週間後(出産2週後)くらいを目途に一度病院に来てもらい診察する事になっている。一番長い日の前日になる木曜日、病院に行って体重を量ってもらったところ、誕生時-200g。看護婦さん、ミルクの飲ませ方が悪いと思ったのだろう、実際にあげたのだがそこで盛大に吐いた。嘔吐物の色もあり、さすがにおかしいということで次の日に病院に来る小児科医に診てもらうことに。

10/05 00:30

病院にて、うつぶせにすれば吐かないということを聞き、試してみる。確かに吐かない。が、ずっとうつぶせで寝かせるのは不安という事で、ムスメが寝ている時には見張ることに。寝てるムスメを見ながら、さんざん悩んだ出生届に名前を書く。最終的にはタオルで横向きにさせることで落ち着く。

10/05 14:30

書類を持って産婦人科に行って診察を受ける。色々と見てもらった結果、体重が増加しないこと、嘔吐物が緑色 ((と、言われるのだが、相方はJr.で吐いた時の事は忘れてるし、そもそも色弱な自分は色を判断できる自信が無い。))  ということから、触診では症状は出ていないが、肥厚性幽門狭窄症では無いか?と判断され、より大きな(2次医療)病院を紹介されることに。

10/05 15:30

相方はムスメと紹介された病院へタクシーで。自分は幼稚園にいるJr.を迎えに行って役所へ。保険証はまだだけど、医療証は欲しいなと受付で依頼したら、1時間かかると!仕方ないので、Jr.と近所をぶらつく。が、ここで携帯の充電が切れる。歩いていたらドンキホーテがあったので、電池型の充電器を購入するも、galaxyS3の電池消費量では、現状キープが精いっぱい。

10/05 17:20

ようやく書類も出来、2次医療先の病院へ。鉄道はなくバスのみなので、夜遅くなったとき帰れるかな、と思いつつ自転車で向かう。
相方に病院のどこにいるかを聞くと、救急センターにいて、1時間くらいかかるという事に。おしゃぶりが欲しいし、夕食も食べたいから近所のヨーカドーに行ってと言われて、探してみると駅の反対側…そして行ってみると食料品しか売っていない…さんざん苦労して必要なものを購入。そして充電器をもう一度購入。どちらも結構なレジ待ちが発生し、イライラ。

10/05 19:00

念のためにと持ってきたオムツが無くなったため、また薬局へ行き買ってくる。戻ってくるといない。あれ?と思ったら医師の診察タイム。慌てて診察室に行き、話を聞くと衝撃的な結果が。

  • 「腸回転異常症」の疑いが強い
  • 肥厚性幽門狭窄症の場合は、生後1か月くらいになって症状が出るので、今の時期のは異なる
  • 腸の病気が疑われるので、口からと肛門からと造影剤を入れた ((ため、結果が出るのに時間がかかったと推測))
  • 小腸、大腸が通常の人と異なる配置をしていて、途中で詰まっている。その結果、行き場がなくなり吐く。
  • ただ、腸はお腹の中で動くので、良い感じに収まっているときは普通に吸収している。
  • 治すには手術が必要(腸の関係を正しく配置する ((“正しく”が割とポイントで、通常の人間の配置に組み替えることはできない。途中で詰まらないように、入れ替えをするというのが正しい認識のようだ。それで良いんかい、と思うが、そういう人[回転異常でなく回転していない]人もいるので大丈夫との事。)))
  • この結果では、(小児外科の担当医が一人しかいないから管理できないため)この病院では無理、提携している医大に送ります。
  • 救急車呼びました、たぶん親の付き添いで入院です

Jr.の幼稚園どうしよう…なんて考えていると、保険証が無いから今日は実費になりますねと受付の人から。いや、今日名前決めたんだから、保険証あるわけないでしょう。なんて話すと、1週間くらいは猶予見ますんで、保険証できたらもってきてくださいとの事。また昼間にここに来ないといけないのか。

10/05 20:00

今いる病院は自宅から北へ自転車で30分。今度行く大学病院は自宅から車で25分以上。もうJr.を連れて行くのは無理、ということでムスメは相方に任してこちらはJr.と帰宅。母に連絡すると、それは相方が心細いだろうから向こうのお母さんにお願いしたほうが、との事。確かにその通りだ。先方からも連絡があったのでお願いする。肝心のJr.はなかなか寝室にいかないものの、いざ電気を消したら速攻で寝る。自分も速攻で寝る。

10/05 23:00

相方から入電。先の病院で診断された結果通りとの事で、準備出来次第手術との事。想定時間3~4時間。え?

10/06 1:00

待つしかない。とりあえずビデオを見ながら連絡を待つも、なんだか集中できない。かといって寝るわけにもいかない。
非常に中途半端。半分寝てる感じ。

10/06 3:30

手術終了。術後の説明も終わり、付き添いも不要ということで、義父の車で帰宅。15分で着いたらしい。
どうやら、1か月くらい入院が必要なようだ。疲れたので翌日は僕が病院に行くことになったので行き方、今日の状況、今後のこと、Jr.のこと、色々話が尽きない。

10/06 5:00

話は尽きないが、明日も事を考えるとココが限界。寝ることに。

というわけで、出生届けを持って目出度いな、で終わるはずの1日は、肝心のムスメがいない状況で終わることになってしまった。
救いだったのは、この病気、放っておくと腸が壊死してしまい、そうすると腸の切断→栄養が摂取できないので生活に支障が出るという状況になるらしいのだが、この段階ではまだ壊れていないので、退院すれば日常生活は送れるとの事。そう考えると、退院1週間後の検診は意味が大きかった。ま、大学病院ではそもそも退院させてくれないのかもしれんが。

それにしてもJr.といい、ムスメといい、現代医学に救われております。と同時に、人間が形成されるときのメカニズムってすげえなと。何事もなく産まれてきた事実に感謝。

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