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2017年 J2リーグ 第1節 名古屋vs岡山(DAZN Live視聴)

2部になっても、開幕戦は来る。

2016年11月。10月に見えてきた奇跡が結局かなわなかった時から、本当に辛いオフの時間が流れた。共に闘うと言ってくれた選手を切り、残ってほしかった選手はクラブへのありったけの不信感をブチまげて移籍し、何時まで経っても監督は決まらず、松ちゃんは契約を切られ、スポーツ誌では書かれ放題…

光明が見えてきたのは、新聞辞令だった移籍選手が本当に移籍してきた、年末も押し迫ったころだろうか。1月になって(ようやく正式に)監督が決まってからは、”来るべきシーズンへの期待”が少しずつできてきた。

それでも選手ランクは何となく”J2仕様”であり、特徴のある戦術がチームに浸透するのに時間がかかる風間流サッカーであり、果たして1年で復帰できるのか、もしかしたら僕の家の比較的近くにあるオリジナル10のように”(1部昇格失敗を)繰り返す”事さえできなくなってしまうのでは無いだろうか-。

そんな不安と期待をいつもより持ちながら始まる開幕戦。今年から放映権がスカパーからDAZNに変わったので、キックオフ10分前に無料登録をし、観戦してみる。

理想は家のTVに映すのがベターだが、我が家の液晶モニタは過当競争に苛まれており、現にキックオフ時間もヒメがディズニーチャンネル@スカパー!で独占している。そこで止む無くノートPCで視聴開始…って、世紀が変わるころまでは家で14インチのTVでアニメや野球観ていたのだから、あまり変わらないんじゃないか、なんてポジティブに考えてもみた。

正直、甘かった

なんだかんだ言って、眼はHDコンテンツの精細さを覚えていて、15インチのモニタから流れている情報は、SD画質を無理くりアップコンバートした程度にしか思えない。画質の悪さは最悪我慢できるとしても、たまに画像自体が止まり、再開したときに時計が進まない-つまり遅延した分LIVEからの時差が生じてくる-という状況が慣れない。とりあえずChromeからIE11にブラウザを変えると画面が固まるのは無くなったが、画像の受け取りに失敗して残像が出てくるのも正直辛い。なによりライブといいつつ遅延が凄い。「フリーキックに時間をかけていますね…」の実況の隣で「宇宙開発助かった」というtweetが流れてくるのだ。少なくともLive観戦中にTwitterの#grampusを追いかけることは禁足事項である。それ以外にも最適な視聴方法について、1か月の無料期間中に考えなければならない。

そんな中、繰り広げられる画像は、J2だった。

FC岐阜の試合も珠に見ていたので、J1と違いバックライン側のスポンサーがJリーグパートナーではなく、個々のクラブスポンサーになっている知識はあった。が、瑞穂ではバックラインのスポンサーが皆無に近く、”明治安田生命”のみ。この辺、J2行きを全く考えていなかったクラブフロントの失態か。あるいは数か月もすると様子が変わってくるのかもしれない。

といえど、J2に来たらやっぱりグランパスは挑戦される側なのだ。

基本、クラブの規模が違う(ことになっている)ので、各チームともディフェンスから入る。戦術をボールポゼッションに置いた風間流ならなおさらだ。そしてポゼッションを高くして、単純なミスからあっさりカウンターで沈んで勝ち点を増やせない…という悲しい現実は、しかし何度もJ1の舞台で見ていた現実だ(だから中位力だったのだ)。そして前半はどうにもぎこちなく、満員のスタジアムになると成績がイマイチになる記憶も含め、なんとなく不穏な空気が流れていくが…

フットボールにおける得点というのは、雰囲気をガラッと変えるものなのだ。

シン・永井というのか、(超)永井というのが正しくなるかはしばらく時間をまってからだろうが、昨年のJ2で2桁得点を取っているのは伊達ではなかったのだ。先制し、かなり楽になった。その後も佐藤が3回くらい決定機を外したり、危ないところでFKを取られたりするのだが、そこはJ2。セットプレーの脅威や個人での突破力は”それなり”であった。気づけば2点目もシン・永井(現時点ではこの呼び名が気に入っている)が決め、初戦は2-0の勝利。一応2位、自動昇格圏内である。

そんなことを思いつつ、約1年前の磐田でシモビッチの一発で「これ行けんじゃないのか?」と思って以降、権利の問題(スカパーのJリーグパックは高いので契約していなかった。JSPORTSとかTBSで回ってきたときには見ていたのだが)でしばらく目を離したら泥沼にはまり込んで行った過去を思えば、今日の安堵が8か月後の栄光を保証するわけでは無いのは100も承知している、つもり。J創設25年目で初めて順位が”目標”では無く”ノルマ”になった(2010年の時もPixyは”優勝だ”と開幕時に宣言していたが、それは目標であってノルマでは無かった)2017年の旅は続く。できれば、昨年は叶わなかったスタジアムでのLiveを体験したいものだ。最短で3/11の千葉なのだが、果たして叶うのだろうか。それ以外の関東圏は水戸だったり町田だったり意外ときつそうなんだけど

 

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