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Racing on vol.458 “ホンダF1 第1期の閃光”

月刊で無くなることから買い始めたRacing On、一応特集を見ながら買うか買わないか判断しているんだけど、ホンダF1第1期だったら、もうこれは買うしかないだろう。という事で購入。

何かと神話・伝説になりやすいホンダ第1期を、当時の(ヨーロッパから、日本から)感覚を再現しよう、という方針が感じられた。表紙がRA300なのも、”日本人で勝った”というシナリオに反するモノ。まぁ、一部強引に伝説化したそうな記事もあったけど、それは仕方ないかな。

で、「当時」を感じる一環としてだと思うが(ページ稼ぎのためではないと信じたい)、F1参戦レースのリザルトが各レースごとに載っている。これがなんとも良い。例えば1967年 第9戦イタリアGP(ホンダ2勝目)のリザルト

  1. No.14、J.サーティース、ホンダ・レーシング、ホンダRA300、ホンダV12
  2. No.16、J.ブラバム、ブラバム・レーシング・オーガナイゼーション、ブラバムBT24、レプコV8
  3. No.20、J.クラーク、チーム・ロータス、ロータス49、フォードDFV V8

…他にも、「スクーデリア フェラーリSpA SEFAC」とか、「ブルース・マクラーレン・モーターレーシング」とか。

おいおい、ブラバムって”モーターレーシング デベロッツメンツ”でブラバムって名前入らないんじゃなかったのかよ、とか、フェラーリの”SpA”はともかく”SEFAC”   (( Società Esercizio Fabbriche Automobili e Corse らしい From WikiPediaイタリア版。  ))   って何だよ、とか、今の”vodafone McLaren Mercedez” の元はそんな名前だったのかよ!とか、まぁ大変に面白い。他にも、ホンダのエントラント名が「ホンダR&D」から3,000cc時代になったタイミングで「ホンダ・レーシング」に変わっていたりするし。というか、1967年って、フォードDFVのデビューイヤーだよね ((デビューウィンのオランダGPにホンダも出走してる)) …

1987年からF1が全レース放送されるようになり約25年、今まではF1全体の流れと別に考えていたホンダ第1期をF1の歴史に載せてみるとこうなるのか、という1976年生まれの感想でした。ただ、所々に書かれていた”2輪で活躍していたホンダだから、4輪でもやるんじゃないか”というのが明確に書かれていないのが少し残念。

ところでこの文脈で今度1950年代、メルセデスをやっていただけると大変にうれしい

Racing on(特集)ホンダF1-第1期の閃光―Motorsport magazine (NEWS mook)

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