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フットボール・ラブ ~俺たちはサッカーをあきらめない~ を読む

いつものようにブクログに登録しておしまい、と思ったらまさかの作者からtwitterでリプライがあったので、珍しく感想を書いてみる。

前に出ていた「アンチ・ドロップアウト」の続編、という事は分かったんだけど、Web Sportivaで連載していたなんて知らんかった…Web Sportiva、いい記事あるんだけど巡回ルートに入っていないから見ないんだよな。以降気を付けよう。そもそも、福田健二の「RUN」(の元ネタとなったNumberの記事)から、この企画は追いかけてます。

続編、という事で前回と同じく、一度「それなりに」有名になったサッカー選手が、挫折・・・というか戦力外通告を受けた選手が新天地で何かを掴んで・・・というストーリーなのだが、いややっぱり現実は厳しくて、豊田のようにJ1に昇格してエースストライカーとして活躍していたり、小澤のように(色々あった末に)アルビレックスのGKとして活躍している場合もあるけど、古賀のように結局磐田を退団→福岡に移籍(怪我?)してみたり、田中誠のように、引退してみたり、なかなか世の中思い通りにはいかない。行かないんだから無理して美談にしなくて良いんだと思うんだけど、そうしないと希望が持てないからなぁ・・・いっそ、引退した選手を追いかけても面白いんじゃないだろうか(いやそれ本人は面白くない)。

さて、この本で一番取り上げられているのは、松田だ。マリノスにいて苦しむ松田と、この世からいなくなった後の松田。
前半の最後に「子供の~」と言ってモチベーションの一つにしていたのに、後半では離婚して独り身になっているというのも、なんだかとっても淋しい。というか、松田こそ、2002のW杯を体験した選手として、JFLでも、引退した後も、色々と活躍して欲しかった。どれだけ「アンチ・ドロップアウト」でも「フットボール・ラブ」でもこの世にいなかったらなかなか伝わらないんだよ。読んだ後に感じたのは「うん、色々大変だけど頑張って生きていこう…」だった。

ところで、古賀とか豊田とか前巻の藤田とかWebにある中山悟志とか、2005年の、本気で2部落ちを考えた、あの年のグランパスの選手が取り上げれるのが多いのは、何でだ?このまま行ったらホンダケとか川島とかも出てきちゃうよ?つうか、2005年のホームガンバ戦で決勝ゴールを挙げた鴨川とか、引退したらしいね…

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