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サクラダリセット5 ONE HAND EDEN

何がきっかけで読み始めたが忘れてしまったが、サクラダリセットの新刊が図書館にあったので予約。結構待って、ようやく来ました。

図書館で本を借りていると間隔が空くし、前の本を読み返すこともできないから最初は話がつながらなくて一苦労・・・あれ、準備だけ出来上がっているところまでは記憶があるんだけど・・・まぁ、4巻もはさんでいるし、タダで読んでいるからワガママは言えないか。

このシリーズは主人公のキャラがそうさせるのか、読んでいても物語に入り込む感覚が無く、どこか第3者的な感じで読んでいる。といっても「涼宮ハルヒ」のキョンみたいな軽い感じでなく、なんとなく優等生というか、なんというか、○○紀行のナレーションのような感じ。読みながら独特の感覚があるので読み始めるに努力がいるが、読みだすと続きがものすごく気になる本。だけど読むスピードは遅い。あとイラストの透明感が半端ない。カラーはもちろん、モノクロでも。なんなんでしょ。

このシリーズの最大のポイントは「リセット」-時間を巻き戻す、というより「なかったことにする」が適切かな-を、どのタイミングで使い、そしてその後どう行動するか、という所なんだと思う。今回はだいぶページも少なくなったところで発動したので足りるんかい!と思ったんだけど、それ以上に「リセット」する際のデメリット-リセットされた間に成長したことが「なかったこと」になる-が、強調されていた。始まった時からそうなんだけど、なんだかますます「リセット」使いづらくない?

この話、「未来を知ることができる」キャラと「時間を巻き戻す」キャラと「すべてを記憶する」主人公が出てきて、よく考えると時間軸へのものすごい挑戦をしているわけだけど、作る側から見ると特に小説ではコントロールしやすい「時間軸」を制御するキャラがいるわけで、だから「未来を知ることができる」キャラの考えていることは、多分読者には最後までわからないのだろうな・・・

今回は「青い鳥」がモチーフだそうで、読んでみたいと思ったんだけど意外にもWebでなくて、それこそ図書館で借りなきゃいけませんね。「ONE HAND EDEN」かぁ。今回の能力者も、周りの人間たちも、否、現実の世界に生きる僕たちも、昔に比べて、簡単に幸せになりたい、なれる、変われる、と思いすぎているのかもしれないなぁ。

サクラダリセット5 ONE HAND EDEN (角川スニーカー文庫)

今回は画を見せたいから画像大き目で。

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