1985 猛虎がひとつになった年 を読む

始めに言っておきますが、僕はドラゴンズファンです。

Numberで予告を見た瞬間、「これは!」と思ったのだけど、「俺タイガースファンじゃねぇし…」と購入を躊躇し、図書館に入って来たのでとっとと借りて読んだのでレビュー。手にしてから気が付いたけど、筆者の方、「10.8」や「長嶋茂雄 最後の日」を書いた方だったのね…10.8が90年代、長嶋引退が70年代だから、間を埋める80年代の題材としては、まぁ西武黄金期かこれなんでしょうな。1

「10.8」が1994/10/8、「最後の日」が1974/10/14、というピンポイントの1日をじっくりと掘り下げているのに対して、こちらは1年、正確には吉田監督が就任してから日本一になるまで、割と淡々と書いている印象。もちろん有名な「バックスクリーン3連発」2 等、詳しく書いてあるんだけど、85年の快進撃を決定づけた、とは書いていない。当時は4月上旬の開幕だったから、まだペナントが始まったばっかりだったんですな。

で、この本は、なぜこの年に日本一になれたのか?を時間を追いながら取り上げる選手を変えつつ解明しようとしている。

  • 吉田監督2回目の就任で、阪神球団の特徴-監督よりスターを大事にする風潮-を分かっていたこと
  • 主力がほとんど怪我なくフルシーズン戦えたこと
  • 思ったよりディフェンスラインがしっかりしていたこと3
  • 本当のスターがバースで、真弓・掛布・岡田と別れそうな派閥が緩くつながったこと
  • スタメン+サブで各々の選手が自分の役割をきっちりとわきまえていたこと

そして、川藤の存在。この時代は自分がギリギリ野球に興味を持ちだした時期で、川藤、次の年のオールスターに出てたもんなぁ。相当、濃かったんだろうなぁ・・・

でも歴史上の軸で置いてみると、この年は古葉監督最終年、王監督の2年目、ヤクルト・大洋は優勝できる戦力は無く…あ?前年2位のドラゴンズは??なんかでもダメダメだった気がする(結果を見ると5位ですな)。ちょうど各チームの調子が落ちてきたところの間隙を突いたのかも知れないなぁ…

それにしても、「満塁ホームランその他で一挙7点」とか、「3点を取られるものの逆転」とか、なんぼ何でも打ちすぎだろう…落合ドラゴンズに慣れた自分には信じられませんわ。信じられないといえば1985年に”20年ぶりの優勝目指して!”とか言っていたのにそこから30年経っていることも信じられませんわ。監督がアニキ金本になってある意味1985の呪縛が抜けた今こそチャンスなのかな(今年のドラゴンズは期待してません)

あ、そういえばこんな本でてましてな…ひとまず80周年正史までは待つかな…

と、思ったらAmazonで見つけてしまった…というかこの表紙は何だ

  1. 今だったら清原かもしれん… []
  2. 実際には掛布のホームランはバックスクリーンではないらしいけど []
  3. ファインプレーをやる守備陣ではなく、エラーをしない守備陣 []
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